双筆東海道 原  広重・三代豊国 画


歌川広重と三代歌川豊国は、その時代を代表する浮世絵師。それぞれが得意の分野を担当して、いっぺんに二人の絵を見れるのは当時の庶民にとっては魅力的であったのだそうだ。
広重の分担は、後ろに雄大な富士が描かれており、手前に浮島沼と柏原立て場の家並みが見える。
手前は三代豊国が担当した白酒売り。吉原宿と蒲原宿の間にあった元市場之宿という間の宿周辺で作っていたと言う山川白酒が、この辺の名物になっていたそうだ。